サントリーカクテル ほろよい 業務用に進出
サントリーのカクテル「ほろよい」の3アイテムにコンクタイプ(1.8Lペットボトル)が業務用(飲食店向け)に2014年2月18日に発売されることになりました。
「ほろよい」といえば、
アルコール分3%が特徴で、同じ缶チューハイ系の
「ストロンク゛」(アルコール度7%前後)と対照的な「低アルコール」というジャンルですが、両方売れているそうです。
当初女性向けに発売された商品らしいですが、発売してみると以外にも20代男性によく売れているとのことです。アルコールは飲みたいけど、そんなに酔いたくない、という心理なのでしょう。
ストロングは「安く早く酔いたい」「ガツンとした味わいがすき(アルコール自体にも結構味わいがあります)」ということなのでしょうが、今では翌日の残りアルコールでも飲酒運転になってしまうご時勢ですから、酩酊しない程度に軽く酔いたいという層もあるのでしょう。
それが今回飲食店用にも開発され、サントリーはメニューへの掲載も積極的ということは、飲み屋さんにおいても、ノンアルコールやソフトドリンクでは物足りないが、アルコールには弱いとか、そんなに酔いたいない、という客層がいるという分析なのかもしれません。
ストロングがでないのは、バードリカーを「ダブル」と頼めるように、強い酒を頼みたければ焼酎なりウォッカなりを足してもらえれば簡単にメニュー化できますが、「ハーフ」というのは世界的にもあまり聞いたことがない(ちなみにイギリスではビールにサイダーを半分入れたシャンディが一般的ですが)ため、「薄くして」とは頼みづらいということでしょうか。。
若者の飲酒量が年々減っているという中で、「お酒は弱いけどみんなと楽しみたい」という客層を積極的に取り込もうという戦略が当たり、一つのジャンルとして確立するのか興味深いところです。
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