焼酎の常圧・減圧とは

管理人@よるタン

2007年09月08日 17:07

最近焼酎の中で「常圧」「減圧」という言葉が出てきますが、知らない方も多いのでご説明します。

 まず特徴として「常圧」は昔ながらの焼酎で原料由来の香りや味わいが深い、いわば日本酒でいう「純米酒」と思ってよいでしょう。それに対して「減圧」というのは、すっきりしていて味や香りが淡白な「本醸造」ということになります。(吟醸は原料自体(精米歩合)が変ってしまうので適切とはいい難い)

 減圧蒸留でつくられている焼酎の代表が「魔王」です。そういうすっきり系の芋焼酎が芋ブームを作ったといって過言では有りません。麦焼酎などは昔から麦臭さを消すために常圧と減圧をブレンドしてきました。「いいちこシルエット」がその例です。

 「常圧」は通常にもろみを加熱します。水は100c゜で沸騰しますがアルコールは80c゜のため、その差を利用してアルコールを蒸発させ、冷却し液体として取り出します。とはいえ水や香味成分なども一緒に蒸発するため、一回ではそんなに濃くならないため、本格焼酎でもウィスキーでも大抵二回蒸留します。

 それに対して「減圧」は蒸留器の気圧を減圧器によって下げます。そうすると確かボイルシャルルの法則で沸点が下がり、アルコールが約40c゜で沸騰するようになります。その際、80c゜で沸騰した時に一緒に揮発する香味成分が40c゜では揮発が少なかったりするため、味や香りの淡白な焼酎ができるということです。

 なお、マメ知識ですが、糖分は蒸留されないため、蒸留酒(ウィスキー・ブランデー・スピリッツ・焼酎)などはすべてカロリーゼロです。ブランデーや芋焼酎が甘く感じるのは甘い香りがするためです。よってよく言われる「ヘネシーを飲むと太る」というのは全くのガセネタです。

関連記事