メーカーに問いあわせました。
「賞味期限は未開封の状態で2年。開封したら2週間」とのことでした。
「ペットボトルはまだしも、
バッグ・イン・ボックス(ビニール袋入りの水が段ボールに入ったもの)の10Lを2週間で飲み切るのは大変では?」と聞くと
「一日1L程度使えば二週間以内に使いきれるかと・・・」との答えですが、うちはそこまで使っていませんが・・・
さらに
「残りが少なくなったら、何かの容器に入れていただいて冷蔵庫などに入れていただくとか、沸かしてお使いいただければ」とのこと。
ん?どういうこと???
「バッグ・イン・ボックスは、水が出ても袋が小さくなっていくために空気が入らないようになっています。しかし袋が小さくなると元に戻ろうとする力が生じて注ぎ口から空気が逆流して入り込んでしまうことがあり、そうなるとペットボトル等と同じく空気に触れることになりますので、少なくなったら別容器にいれて冷蔵庫で保存していただくか、沸かして飲んでいただければと思います。」
なるほど。そういうことなのね。
ちなみにあくまで
「賞味期限」であって
「消費期限」ではありません。
「消費期限」は
「それが過ぎたら食べちゃだめよ」ということですが
「賞味期限」というのは
「そこまでは美味しくいただけますよ」ということです。「食べられない」ということではないのて
「美味しいかどうかは自分の口で確かめてね」というものです。
ちなみに同じ食品でも
お酒の賞味期限は撤廃されました。日本酒においてもワインのように「何年物」という楽しみ方になりました。
保存による熟成の美味しさを楽しむ時代となりました。
話を元に戻すと、日田天領水に限らず、水の保存に関するポイントは
・不純物が入らないこと
・雑菌が入らないこと
そういえば、テレビのサバイバル番組で、泥水をろ過して、煮沸して飲んでますよね?
そう。水は純粋な分子の塊であってそれ自体が腐るわけではないのです。
生水を飲んでお腹を壊すというのは、水の中にはいりこんだ有害物質や、雑菌が繁殖していた結果なのです。
つまりそれら取り除いて、雑菌を殺してしまえば安全に飲めるのが水だということです。(匂いの成分はろ過しずらいので臭いということはあるけれど、それでもお腹は壊さない)
よってお水を保存するのに気を付けるポイントは
・水道水には雑菌を殺すために塩素が入っているので常温保存できるが、それのないミネラルウォーターは雑菌が繁殖する可能性がある
・冷蔵保存すれば雑菌が入っても繁殖を抑えるために保存可能期間はかなり伸びる
・ただし冷蔵庫の自動製氷機には塩素を取り除いた浄水やミネラルウォーターは不向きと言われている
・雑菌が繁殖したとしても不純物がない限り沸騰させてお湯、コーヒー、お茶などにして飲めばまったく問題ない(逆にコーヒーやお茶にしてしまうとそれらが酸化するので期限が短くなる)
・ペットボトルを口をつけて飲むと口の中のものが菌と共に逆流したりして、繁殖する可能性が高いので保存はNG
・容器に移すにしても、空気にふれると雑菌がはいることがあるので常温の場合は雑菌が繁殖する前に飲む
・それでも果汁などの腐敗成分が含まれるものに対して保存可能な長さは比ではない
・空気が入り込まない容器は真空保存と同じなのでさらに長い賞味期限が期待できる
ということを理解して適切に保存、使用していただければと思います。
さらに他のミネラルウォーターと
日田天領水の違いは、なんといっても
「天然活性水素水」ということですが、
「その活性水素は保存したり煮沸すると出てしまうの?」とよく聞かれます。
人工的に添加された酸素や水素は、比較的短時間で抜けてしまうと言われています。しかし日田天領水は山に降った雨が大地にしみこんで、その間に天然の活性水素が何年もかけて溶け込んで湧いた水です。
よって
長期で保存しても沸かしてもその活性水素が抜けることはほとんどないそうです。
実際メーカーの営業さんが、昔のカメラのフィルムを入れていたケースに釘を入れ、水道水と日田天領水に入れて持ち歩いていましたが、半年たって水道水のは錆びているのに日田天領水のは錆びていませんでした。
私としては100均で300円で売っていたガラスの急須に、地元のお茶屋さんで買う静岡茶のティーバックを一つ、そして沸かした日田天領水を急須一杯まで注ぎます。それを熱いうちに、また冷ましたり冷やしたりしてその日のうちに飲み切ります。
水道水で入れるより確実にまろやかで、さらに体にいいことを期待できるという、私にとっては至福の贅沢です。