2023年の年末から24年に入って、アサヒ飲料の瓶製品
「ウィルキンソン炭酸」「ウィルキンソンジンジャエール」「アサヒ烏龍茶」などが現在メーカーで出荷規制対象となっています。
アサヒ飲料だけでなく、コカ・コーラの製品も年末の需要を受けて一時規制が入りましたし、サッポロ飲料も新規は対応できない状態が続いています。
メーカーの担当者がたから事情を伺うと以下のような要因が挙げられました。
・瓶製造会社の最大手が廃業し、新規の瓶の供給が難しくなっている。
・業務用(飲食店)からの回収率はそんなに変わっていないが、一般・家庭向け販売の瓶の回収率が著しく低下している。
・「中身はいくらでもある(担当者談)」のに、容器が返ってきた分にしか詰めて出荷できない。
・キリンビバレッジ・サントリーフーズがリサイクル瓶製品の製造販売をやめ、需要が流れてきている。
かつて「瓶はリサイクルの優等生」と言われ、私の子供の頃は瓶をお店にもっていっては10円を返してもらうのを楽しみにしていましたが、今ではリキャップ(再栓)できるペットボトルが主流となり、またリサイクルしないで捨てる「ワンウェイ瓶」もどんどん増えてきています。
そんなわけで回収瓶と廃棄瓶の区別もつきにくく、また10円のためにわざわざ買った店に空瓶を持っていくのは手間もかかるためかリサイクル瓶が割られたり廃棄されてしまうというだけでなく、
「空瓶を返してデポジット(保証金)を返してもらう」というシステム自体知られなくなってきているのかもしれません。
昨今
SDGs(継続的な循環社会)が重要だと叫ばれている中で、その優等生なリサイクル瓶飲料が回収不測の為に出荷できないという状況は、そのリサイクルを担っていると自負する業務用酒屋として非常に危機感を感じています。
しっかり空容器をメーカーさんにお返しして、これからも瓶飲料を必要とされるお客様にお届けできるように努力したいと思います。リサイクル瓶の返却にご協力をお願いいたします。
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