いわゆる
ノンアルコール ビールテイスト清涼飲料(つまりアルコールの入ってないビール風味飲み物)で大ブレイクした
「キリン フリー」ですが、アサヒが対抗商品として
「アサヒ ポイント・ゼロ」を9月1日に発売します。
アサヒといえば「ポイント・ワン」が既製商品ですが、その0.1%でもまったく違う商品のようです。アサヒのHPでは製造方法についてはほとんど載っていませんが、キリンでは
麦芽・ホップなどを仕込んだ後、酵母を使用せず、発酵しない「アルコールを生成しない新製法」として3件の特許を出願中。果たしてアサヒはその特許に抵触しない方法でどうやって製造しているのか謎です。
しかし0.1%でも、50本飲んでようやくビールと同量のアルコールなので、そんなに気にする必要があるのかと思いますが、フリーの売れ行きを見ると必要といわざるを得ません。
道交法により飲料提供した店まで飲酒運転の連帯責任を問われる今、飲食店が少しでもアルコールが入っている商品よりまったく入っていない商品を売ったほうが安心、というのはわかります。
しかし、実際に売れているということは、その飲食店でお客さんが飲んでいる、ということで、
たとえ50分の一のアルコールでも入っていることで敬遠していたお客が安心して飲むようになった、といえるのでしょう。
ちなみに両方試飲してみました。すると今までのノンアルコールと同じようにやはり特有の匂いが気になります。ところが・・・
その前に発泡酒を飲んでいたのですが、その後の
ビアテイスト飲料の一口があまり発泡酒と変わらないことを発見。しかしそのあと鼻から息を吐いたときの香りアフターフレーバー(舌で感じていると思われている味覚の60%が実はこの香り)が、ビアテイスト飲料特有の香味だったことに気づきました。
ということで、もし機会がありましたら、ビアテイスト飲料を鼻をつまんで飲んでみてください。そして飲み干した後、指を離してゆっくり鼻から息を吐いたらお分かりいただけると思います。これは当社の社員でも実験済み。
とはいえ料飲店で鼻をつまんで飲むわけにはいかないので、その場合は
キンキンにビアテイスト飲料を冷やして、凍らせたジョッキに注いで飲んでみてはいかがでしょうか。それだけ冷やすと香りがたちにくいので、フレーバーに邪魔されずビール風味がより楽しめるかもしれません。