炭酸水飲料は日本に定着するのか

 ここ数年、炭酸水ベースの商品が相次いでいます。 

 もともと炭酸水というのはミネラルウォーターの中に入り、外国ではミネラルウォーターと注文すれば炭酸水が出てくるのが常識。逆に日本のような無炭酸ミネラルウォーターの場合は「スチール(じっとしている)ウォーター」と頼まないと出てこないほどです。

 イギリスにいた時の友達も1.5L入りの炭酸水ペットをがぶ飲みしており、「なんでスパークリングなの?」と聞くと「Fresh! (さっぱり感・爽快感・清涼感がある)」との答えに納得しました。

 昔村上里佳子がトレンディーだったころ、ドラマで「ペリエ」を注文していてカッコよく飲んでいて、それをみた女の子が同じくペリエを頼んだらただの炭酸水でまずくてのめなかったという話もあります。

 そう、炭酸水は「まずい」といわれているんです、日本では。炭酸の香りなんでしょうか、あれに慣れないと大抵「まずい」といいます。それが売れない理由です。

 しかし世界的にメジャーなスパークリングウォーターですから市場はあるはずだというのでしょう。キリンは「Nuda」をナイナイの岡本や梨花のダンスCMに乗せて出したり、去年の伊藤園の「ナチュラルスパークリング」は近野成美という女の子が沖縄で踊り捲くるという印象的なCMがかなりの量投入されていました。ちなみに炭酸の匂いを消すためにレモンフレーバーがいれられがちですが、ナチュラルスパークリングは沖縄みかん・シークワーサーを使っています。

 今年はまた伊藤園が「ビタミン スパークリンク゛」という商品を出すそうで、ビタミン入りノンシュガースパークリングウォーターということで、機能性がついたところでヒットするのか注目です。


同じカテゴリー(酒屋の薀蓄)の記事
甘露醤油
甘露醤油(2011-08-12 20:25)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
炭酸水飲料は日本に定着するのか
    コメント(0)